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2016年春季大阪大会3位決定戦

高槻高校－関西大倉高校戦

2016年5月5日（日）、10:30キックオフ。

高槻はこの試合に敗れ、目標としていた関西大会出場は成りませんでした。準決勝の箕面自由学園との激戦や、けがの影響で万全のチーム状態で臨めなかったことを考えると大変残念ですが、随所に素晴らしいプレーもあって、あともう少しというところでした。

1Q

高槻レシーブで試合開始。19平井君のリターンで、自陣39ヤードからの攻撃開始。20巽君、2中畑君のランも、後が続かずパントとなった。しかし、3百北君の蹴ったボールが相手にあたり、これを19平井君が確保し、高槻の攻撃は続行となった。敵陣23ヤードへ。関倉の守備は早く、なかなか前進できない。4thダウンでギャンブルも、1stダウン更新はならず攻守交代となった。その後、関倉の反則、高槻守備陣の踏ん張りで、関倉陣深くでパントに追い込んだ。ここで、ビックプレイ！ 24大矢君の見事なパントブロックの後、こぼれたボールをエンドゾーン内で77大川君がおさえ、タッチダウン！素晴らしい反応だった。1西村君のキックも決まり、高槻前半残り3:30で7-0とした。

キックオフ・リターン時の7斎藤君、1stダウンでの40齋藤君、3rdダウンでの19平井君らのナイスタックルで、再び関倉をパントに追い込む。高槻自陣45ヤードからの攻撃となった。8山元君へのパスが通ったところで、1Q終了。

2Q

その後の高槻攻撃はまたしても進まず、パント。関倉は自陣41ヤードからの攻撃となった。相手はラン・パスを絡めて前進してくる。高槻守備陣も粘っていたが、最後はランでタッチダウンを決められてしまう。キックも決まって、7-7の同点となった。残り時間は3:16。

高槻は19平井君へのパスを中心に1stダウンを2度更新するが、エンドゾーンには遠く、その後相手に攻撃権が移った時点で前半終了となった。7-7。予想していたよりも相手ラインは強く、高槻には苦しい前半だった。

3Q

高槻キックで試合再開。関倉は自陣44ヤードより攻撃。相手QBのランに対応できず、ゴール前まで迫られる。しかし、ここは49荻田君のナイスタックル、次のプレーでは相手ファンブルを57藤井君がおさえて、何とか攻撃権を奪い返す。高槻は19平井君へのパス、その後のロングランで反撃。自陣34ヤードへ。続くシリーズでは、20巽君のランで50ヤードまで前進。しかし、強い風のためか、なかなかパスが通らない。再びパントとなった。関倉は自陣30ヤードからの攻撃。QBに走られ、高槻陣内まで攻め込まれる。ラン、パスで、さらにゴール前9ヤードへ。しかしここでも、ライン陣の踏ん張りと、19平井君のパス・インターセプトで、またしても攻撃権を奪い返す。高槻攻撃中に3Q終了。

4Q

8山元君へのパスで一度は1stダウンを更新したが、後が続かない。パントで陣地挽回。試合時間は残り7:30。関倉はQBのラン、ショートパス&ランで前進してくる。なかなか止められない。最後はランでタッチダウン。キックも決まって、7-14とされる。残り時間は2:25。

キックオフ・リターン後の高槻反撃は、自陣35ヤードから。80戸澤君へのパスが決まり、一気に敵陣40ヤードへ。19平井君、再び80戸澤君へのパスが決まり、さらに敵陣16ヤードへ前進。残り1:16。19平井君へのパス、3百北君のランで何とか1stダウンを獲得し、敵陣6ヤードまで迫る。残り45秒。スパイクして時間を止め、2ndダウンに。高槻は先ずはタッチダウンを奪いたいところ。しかしここで、無情にもスナップが大きく乱れ、相手に確保されてしまう。高槻の攻撃は絶たれてしまった。そのまま、7-14で試合終了となった。

3年生はこれで引退となりました。中学の時に20人以上いた同学年の部員は、最後は8人になりました。厳しい練習に耐え、不器用ながらも何とか一つにまとまって、昨秋のコールド負けしたチームとは見違えるような良いチームを作り上げることができました。最上級生としての責任を立派に果たしたと思います。この貴重な経験は、何事にも代え難い高校時代の財産となることでしょう。後輩の皆さんにもとても助けてもらって、幸せな学年でした。

素晴らしい先輩方にも恵まれ、中学甲子園ボウル優勝や高校大阪大会・関西大会優勝も経験することができました。これらも決して忘れることはできません。

休日返上で、熱心にご指導いただいた依藤先生、杉原先生には、どれほど感謝してもし尽くせません。本当にありがとうございました。アメリカンフットボールを通じて、肉体的にも精神的にもたくましい高校3年生に導いていただきました。また、吉村先生、藤原コーチ、丸山コーチ、原田コーチ、勝久コーチにも大変お世話になりました。

OB・諸先輩、ご父兄の方々にも、深く御礼申し上げます。たくさんの声援と様々な貴重なサポートのお陰で、高槻アメリカンフットボール部としての誇りを持って戦うことができました。今後も引き続き、みなさまの熱い応援をよろしくお願いいたします。　　（T）