2016年4月24日 箕面自由学園戦

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TB

計 

高槻高校

 0 7 3 0 6

 16 

箕面自由学園

 0

 0

0

10

 7

 17 

 ↑スマホの方は画面を横向きにしてください。

 (速報版)

ゲームは4Qまで高槻が支配していましたが、モメンタムの怖さを思い知らされました。箕面自由学園はタイムアウトがなくなった状態でスパイクで時計を止め、残り時間1秒でFGを成功させ追いつきます。タイブレーク先攻の箕面自由学園がTDとPAT成功で7点先取し、後攻の高槻もTDで6点取ります。ここで2点コンバージョンで勝負に出ます。TDパスは相手のパスカバーで成功せず、16-17で敗戦しました。

 

 

(詳細版)

2016年春季大阪大会準決勝

高槻高校-箕面自由学園高校戦

2016424日(日)、10:30キックオフ。

 

伝統・強豪校の箕面自由学園は、豊中、関大一高と強敵を下して勝ち上がってきています。高槻は新人戦では勝利したものの、決して侮れない相手で、接戦が予想されていました。

 

1Q

高槻レシーブで試合開始。8山元君のリターンで、自陣32ヤードからの攻撃開始。1stダウン、20巽君のランで幸先良く11ヤード前進。続いて、2中畑君、20巽君、3百北君のランでさらに1stダウン更新を重ねる。しかしその後、3rdダウン・ロングからのパスはインターセプトされ、攻守交代となった。

 敵陣31ヤードから、箕面自由の攻撃。1stダウンで、1年生70上谷君のQBサック、3rdダウンでは98高尾君のパスカットなどがあり、パントに追い込む。

 高槻は自陣36ヤードから再び攻撃。反則による罰退があったものの、2中畑君、19平井君のラン、8山元君へのパスで1stダウンを更新する。2中畑君、20巽君のランで再び1stダウンを更新。敵陣39ヤードへ。2中畑君のランの後、1Q終了。

 

2Q

8山元君へのパスで数ヤード前進したが、後が続かずパントとなった。箕面自由は自陣26ヤードからの攻撃。一度1stダウンを更新されたが、1年生99水谷君、72池田君、49荻田君らの必死の守りで、パントに追い込む。フェイクがあったが、98高尾君が素早く反応し、ハーフライン付近からの高槻攻撃となった。

 20巽君のラン、8山元君へのパスで1stダウンを更新し、2中畑君のラン、8山元君へのパスでさらに1stダウンを更新。敵陣24ヤードへ。2中畑君、20巽君のランで再び1stダウンを更新、敵陣12ヤードへ。2ndダウン10ヤードとなったが、ここで3百北君から8山元君へのパス、その後のランで一気にタッチダウン!57藤井君の相手2人を抑え込んだブロックも素晴らしかった。1西村君のキックも決まり、高槻前半残りわずかで7-0とする。その後、箕面自由は時間を流して、前半終了となった。

 

3Q

後半は高槻キックで試合再開。49荻田君の思い切り良いタックルで、箕面自由のリターンを阻む。99水谷君のQBサック、70上谷君のしつこいタックルなどで、早々にパントに追い込む。

 高槻攻撃は敵陣48ヤードから。20巽君、2中畑君、3百北君のラン・ランで1stダウンを重ね、敵陣12ヤードへ。20巽君、2中畑君のランで前進も、タッチダウンには至らず、フィールドゴールへ。ここは1西村君が落ち着いて決め、高槻3Q終了間際に10-0とした。その後、箕面自由の攻撃中に3Q終了。

 

4Q

敵陣39ヤードより、箕面自由の攻撃再開。ラン、パスでじりじり進まれるが、98高尾君のパスカット、99水谷君、83金井君の連続QBサックがあり、4thダウンに持ち込む。相手はギャンブルを選択するも、70上谷君、80戸澤君の素早いラッシュで、パスは不成功。高槻自陣37ヤードで攻守交代となった。

 残り時間は6:00。しかしその後、スナップ後のボール処理中に乱れたボールを相手に拾われ、タッチダウンされてしまう。キックも決められ、10-7となった。

 キックオフ後、高槻は3百北君、20巽君のラン、19平井君へのパスなどで1stダウンを重ねるも、後が続かずパント。高槻自陣42ヤードから再び箕面自由の攻撃となった。残り時間は約1分。高槻必死の守りも、パスを重ねてエンドゾーンに迫ってくる。最後は高槻自陣15ヤードまで攻め込まれ、相手はフィールドゴールを選択。残り1秒でこれを決められ、10-10の同点。同時に4Qは終了となった。敵ながら、あっぱれの執念だった。タイブレイクで勝敗を決することになった。

 

タイブレイク・表

箕面自由が先に攻撃。ゴール前25ヤードから。ランを中心に前進し、最後もランでタッチダウン。キックも決められ、10-17となった。

 

タイブレイク・裏

高槻は後がなくなった。19平井君、8山元君へのパスで先ずは1stダウンを更新。続くシリーズでは、7斎藤君、20巽君のランでさらに1stダウンを更新。反則による罰退があったものの、6ヤードを20巽君が根性で走りきり、タッチダウンを返す。この時点で16-17、なんとか繋がった。高槻はここで迷わず2点コンバージョンを選択。相手はタイムアウトをとって、ぎりぎりの戦いが続く。しかし、再開後の3百北君から8山元君へのパスは通らず、残念ながら16-17のまま試合終了となった。

 

 

高槻は強豪相手に互角以上の戦いをし、試合内容では決して負けてはいなかったと思います。大阪大会準決勝としてふさわしい試合でした。ただ、箕面自由も確かに強く、そして運も箕面自由に味方しました。(箕面自由は決勝戦で池田を下し、大阪大会を制しました。)

  

あの時こうしておけばということは、このような激戦には必ずあるものです。それを次の飛躍の糧にして、必ずもっともっと強くなってほしいと思います。 (T)